先日、インフルエンザの予防注射の接種に来た患者さんから
「先生、私のこと覚えていますか?」
と、言われてすぐ思い出せずに患者さんのお話を聞くと
「以前、先生に病気を見つけて頂いて妻がお世話になりました。」
と、言われて思い出しました。
15年以上前にその患者さんの奥様は、まだ若いのに質の悪いスキルス胃がんをさたけクリニックの苦痛の無い胃カメラ検査で発見して手術のできる病院に紹介しました。
その病院は、よく知っている病院だったので手術室に入って奥様の手術に立ち会わせていただいたことを思い出しました。
「医者からは、予後1年くらいといわれましたが、6年頑張ることができました。」
とおっしゃっていただきました。
「そして娘が、妻の入院が、きっかけで看護師になって今年からその病院で働き始めました。」
と、嬉しそうにお話をしてくれました。
娘さんが、二人いると言っていたので
「男で一人で大変だったでしょう!」
と、話すと
「お弁当作ったり大変でしたよ~」
と、ご苦労をお話してくれました。
最後に
「お忙しいのに余計な話でお時間取って申し訳ありません。また何かありましたらお世話になります。」
と、おしゃって帰っていきました。
「情けは人の為ならず」
と、思ったちょっと幸せを感じた一日でした!